「脱・ガソリン車」の動き、世界で加速

202011.20

2020/11/18の日経新聞で、英国はガソリン車とディーゼル車の新車販売を2030年までに禁止(35年だった予定を前倒し)、カナダのケベック州はガソリン車とディーゼル車の新車販売を2035年までに禁止すると発表、と報道されました。
すでに中国では35年ごろまでに新車販売を環境対応車(EV、HVなど)のみに規制、米国ではカリフォルニア州が35年までに禁止とする方針、フランスでは40年までに販売禁止、など「50年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目的を達成するため」各国で政策が相次ぎ発表されています。
これらに絡むものは、なんといってもEV車の普及。設備投資や購入補助金などに、多額の予算が割り当てられることとなりそうです。

EV車とガソリン車の違いは、EV車ではモーターと2次電池、そして運転と車体管理のためのソフトウェアが最も重要な部分となるということです。
また、充電元の発電方法、充電スタンド、温暖化ガスの排出枠取引など、様々な課題があり、今までのインフラとまったく異なるものが求められます。
さらに、環境規制をクリアしていれば参入OKという政策であれば、EVやHV以外の燃料電池で走行する車も対象になる可能性があります。

電気も車も、生活になくてはならないもの。
時代が大きく動きそうです。

【関連サイト】

2020/11/18 11:31 日経新聞 脱ガソリン車、世界で加速 英は販売禁止を5年前倒し カナダ・ケベック州も35年までに禁止

2020/11/18 7:40 日経新聞 英国、ガソリン車を30年に禁止 EVの普及加速も