進むDAC研究

202102.02

直接CO2を空気中から回収する「ダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)」技術。
これは大気中の温暖化ガスを減らす「ネガティブエミッション(負の排出)技術」となる。現状は回収コストが高く実用化への道のりは厳しいと言われているが、2050年に温暖化ガス排出量を実質ゼロ目標に向かって、大学、研究機関、スタートアップなどの研究が加速している。(CO2は今後排出を減らしても、すでに大気中に出ている分だけで温暖化は進んでしまう。)

液体のアミンや粉体のゼオライトに吸着させる方法や分離膜を使う方法などが研究され、実用化が待たれている。

【関連サイト】
■日経新聞2021年1月31日 CO2を大気から直接回収 脱炭素を担う新技術

■日経新聞2021年1月3日 大気中のCO2回収、神戸大の膜技術で 温暖化ガスゼロへ

■九州大学 分離膜を用いた大気からのCO2回収