小形風力発電所設置時の風況調査の重要性について(第1回目)

201612.07

皆様、

お待たせいたしましたが、

本ブログを開始させて頂きます。

 

本ブログでは主に、

小形風力発電に関する重要な知識や

トピックスについて記述していきますので

よろしくお願いいたします。

 

さて、

初回のテーマとしましては

当サイトに多数の案件を掲載している

アース・グループ株式会社が導入した、

風況調査システムの「3TIER」について

複数回に分けて、

お話していきたいと思います。

 

まず第1回目は3TIERデータにおける

風況調査の信頼性を証明するために

背景や過去実績等をご紹介します。

 

昨今、

小形風力発電投資に対する熱は、

相当高まってきてると感じられますが、

実際の購入計画にあたり、

大きな問題点であり、

大きな不安点でもあるのは、

売電シミュレーションの妥当性です。

 

この点で融資計画が進まず、

購入意思はあるが、

資金の調達が難しいというような事が

多く見られます。

 

そこで、

当ブログの今回のテーマでは、

3TIERやNEDO局所風況マップ等について

 

(参考)www.3tier.com

 

3TIERパンフレットの冒頭にはこのように書かれています。

「気象、気候、再生可能エネルギ ーリスクを専門に手掛けるヴァイサラ3TIERサービスにより収益性の高い決定を実現するため、開発、財政、運営の分野において確信を持った行動が可能になります。 」

また、

同パンフレットの各項目には以下のように書かれています。

【実績と信頼性】

「当社は、世界で最も成功を収めている多数のエネルギー大企業など、何百ものデベロッパー、エンジニアリング会社、投資家から信頼されている評価パートナーです。当社は、6大陸のすべてで風力エネルギー評価を実施しており、その多くは困難な場所にあります 。また、4 0 G W を 超える風力発電プロジェクト計画および稼働中の風力発電プロジェクトにおける実績を誇っています。
お客様がプロジェクト開発に取りかかったばかりでも、資金調達の準備中でも、当社はプロセス全体を通してお客様のパート ナーとなり得る経験豊かなエネルギー評価プロバイダーです。」

 

【業界トップレベルの精度を保証】
当社は、利用可能な最高精度の風力発電予測をご提供します。 また、個々の現場から地域全体まで、気象および気候の科学、高度な統計的手法、リアルタイムデータ統合、過去のデータマイニ ング、多数の気象予報モデルなど、最新の予測機能を活用して業界トップレベルの発電予測をご提供します。不確かさの理解 には透明性が必要とされます。当社は、すべての計画対象期間にわたる予測性能を把握するために、リアルタイム検証と状況認識のツールをご提供します。

 

【最先端の予測科学】
ヴァイサラでは、科学は決して停滞することはありません。当社 は、高度な最先端技術を駆使した数値気象予測モデルと、多数 のモデル化されたデータおよび観測データを取り入れた高度な 非線形統計的手法との組み合わせに取り組んでいます。取り込みと改善のために新しい技術と既存の技術を継続的に評価し、予測の質の維持と向上に役立てています。

【広範囲にわたる予測経験】
10年以上にわたる発電所規模の風力発電予測経験を誇る 3TIERサービスのお客様は世界中に存在し、現在世界で 130G Wを超える風力発電設備容量を予測しています。当社は、資金エクスポージャーが最も高い商業用の非買電契約( P P A ) 風力発電プロジェクトの予測において高い評価を得ており、北 米のどの企業よりも多くそうしたプロジェクト向けの予測をご提 供しています。
こうして読んでみますと、

大変頼もしい内容です。(^^)

 

小形風力発電所設置の具体的検討を

開始されておられる方であれば

実感されておられると思いますが、

融資を含めた事業計画策定にあたり

最も大きな問題点になっているのが、

シミュレーションシステムの妥当性です。

 

現在、

小形風力発電業界でもっともポピュラーなのが

NEDO局所風況マップの活用でしょうか。

因みに当サイトでも、

シミュレーションシステムの元データとして

それを活用しています。

 

一般に、

NEDO局所風況マップのデータでは、

風況調査ツールとして、

不十分であると言われています。

 

次回は、

3TIERとの比較の意味で、

NEDO局所風況マップのデータについて、

お話させていただきたいと思います。

 

(橘)