太陽光で人工光合成~日本の技術で水素を制するか!?

202105.11

水素の生産手法は主に 天然ガスから採取するか水を分解して得るか ですが、再生可能エネルギーの電力で水を分解して水素を得るとすると、2050年まで毎年8億キロワットの導入が必要との試算もあります。

商用化(いかにコストを下げて実用化)できるかは、太陽光をどれくらい水素にできるかのエネルギー変換効率がキーとなりますが、現状欧米では、大規模化でつまずいて進んでいない状態。

日本では、サハラ砂漠3%分に光触媒パネルを並べ「水素工場」を砂漠に設ける構想を描く研究グループがあります。光触媒による人工光合成を日差しの強い地域で大規模に稼働させれば、「50年ごろには石油や天然ガスとあまり変わらない値段の水素を大量につくれる」(東京大学の堂免一成・特別教授)とのこと。

 

■関連サイト

豊田中研、人工光合成のエネルギー効率 世界最高7.2%に

2021年4月21日 日本経済新聞